2015年09月02日

歯並びは遺伝? パート5

お久しぶりですsenmonkaicon23
夏休みの間少しお休みしていたブログ再開しますdiary

赤ちゃんの一番の仕事は、おっぱいを吸うことである。乳首を口に含み、全身の力でしごき絞り出す。真夏では、汗びっしょりになるような重労働である。この口蓋と舌による絞り出す動作で、上顎は、前方にも側方にも成長していく。また生下時には、後方位であった下顎は上顎に追いつくように成長していく。母乳の価値は栄養学的、免疫学的にその重要性が再認識されつつあるが、母の乳首から飲ませて、しっかり仕事をさせることも大切なのである。どうしてもかなわない場合は、哺乳瓶に頼ることになる。第一次世界大戦で敗戦したドイツで子供たちの歯並びが悪化した。戦後共稼ぎ世帯が急増し、お母さんから直接哺乳することができなくなり、哺乳瓶を使うことになった。乳首の形態に原因があるのではないかと考案されたのがヌークという乳首である。乳首の先に穴があいているのではなく、舌と上顎でしごくようにしないと出てこないように設計されている。とても大きな運動量を必要とする。今から100年も前のことであるが、今でもヌークの乳首は大きなモデルチェンジすることもなく全世界で使われている。

                                                                ・・・つづく




Posted by 内田矯正歯科医院 at 15:15│Comments(0)
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