2015年07月22日

歯並びは遺伝? パート3


日本人の現在60歳以上の歯並びの良い人は7割もいるのに対し、50歳以下では3割になってしまう。歯並びの悪さは、今の子供たちだけに起こっているのではなく親の世代からすでに起きているのである。戦後10年経った頃から少しずつ裕福になり、インスタント食品の開発、核家族化、共働き社会が進んだ。アフリカの未開地での研究報告がある。西洋文明が入ってくる前の地域の人の口の中はいたって健康、歯並びも殆ど素晴らしかった。ところが、西洋文明(この報告ではファストフードと言っている)が入ってから、どんどん虫歯、歯周病が増え、そのうちに歯並びの悪い子も増えてきてしまったという。歯磨きが問題の解決のキーだと思っている方も多いかもしれないが、歯磨きだけでは決して解決はしない。
 以上のことから、歯並びは、遺伝的影響もゼロとは言えないが、環境や生活習慣に大きく左右されることがわかる。

                                                               ・・・つづく



Posted by 内田矯正歯科医院 at 13:58│Comments(0)
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